令和7年11月合同供養祭のご案内/チェリーブロッサム吉原墓地

 

みなさまこんにちは。

11月ですね! もう年末が目の前に見え始めていますよ。だんだんと慌ただしくなって参りました。

 

みなさま、最近、秋を感じる暇もないくらい秋の時期が短くなったと思いませんか?

その理由としては、どうやら気候の変化にあるようです。近年、夏の終わりが見えたかと思うと、急に気温が下がり肌寒くなり、バタバタと冬支度が始まるからだそうですよ。

そう言えば、ひと昔前のこの時期は、とても過ごし易い期間だったと思います。暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい気候の、私はこの秋の季節が楽しみでした。

この時期には、秋の行楽、秋の夜長でベランダで本を読んだりお酒を飲んだり、たくさんの秋をもっと満喫していたように思います。

今の秋の終わりから冬の初めにかけて、空が影ったかと思うとぱらぱらと降りだし、短時間でサッとあがり、また降り出すといった雨にみまわれることがよくあります。これを「時雨(しぐれ)」と言うそうです。

この時雨を、和歌、俳句にとどまらず広い範囲の日本の文芸に、時雨は初冬の象徴的な景物として広く取り上げられてきました。特に時雨をモチーフにした芭蕉の俳句は、季節に風情があり、この頃の時代は、みんな四季を肌で感じて秋を楽しんで過ごしていたんだと思います。

とても羨ましいですね。

 

最近では、夜外に出ても、寒過ぎるか雨が降ってるかで、とても楽しもうという気になかなかなれません。暑いか?寒いか?の二極化で、極端です。

「ちょうどいい」「ほど良い」といった心地良さがなってきました。それは私の肌の感覚が鈍くなったせいか、それとも、日本の気候がだいぶおかしくなってきているせいかもしれませんね。

現代の日本の四季は、一年を通して穏やかで無いものになりました。それはとても激しく、冷たく、ときに自然は攻撃的です。

少なくとも私は、時雨や優しい雨でさえ、大雨などの災害への不安が先に立ってしまい。風情を楽しむ芭蕉のようにはいかない様です。

心に余裕がありませんね。修行が足りません。

時代の流れは、とめどないスピードで進んでいます。付いていくのにやっとです。いや付いていけてないのかもしれません。抗い、もがき、生きていくことに必死な現代社会に、自然に感傷的になっている暇はないのかもしれません。

ですが、心に余裕を無くしてしまうと、

見えるものまで見えなくなってしまい、何か大切な物を失ってしまう気がします。

秋の「時雨」も、実は今も昔も変わらず優しくそこにあり、気づかずに素通りしてしまう私たち人間の心がそうさせているのかもしれません。

 

今度、家族で、近くの紅葉がある公園に行ってみようと思っております。

ちょっと立ち止まってみて、一度大きく深呼吸をし、匂いや風や空気の冷たさを肌で感じ、秋を思いっきり感じて来ようと思います。

そして、ぱらぱら降り出すかもしれない雨を楽しみにしています。

 

 

みなさまにとって、素敵な秋の時間になりますように

すばらしい毎日をお過ごしいただけることを

心よりお祈り申し上げております。

 

 

さて、令和7年11月度 合同供養祭のご案内です。

 

チェリーブロッサム吉原墓地

令和7年11月度、合同法要(合同供養祭)について

【日 時】

令和7年11月18日(火) 午前11時より

合同法要・納骨式を開始いたします。

ご納骨式にご参加される方は、

法要終了後に開始させて頂きますのでご了承下さい。

当日は、供養塔前にて開始します。

今月の法要にご参加の方は、

開始時間の約10分前にはお越し下さいますようお願い致します。

また、お参りの際の供花は、供養塔にお願い申し上げます。どうぞご自由にお供え下さい。

 

尚、当日雨天の場合は基本的に決行ですが、

大雨や悪天候の場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。

LINE配信、ホームページにてお知らせ致しますので、そちらをご覧下さい。

あらかじめご了承下さいます様宜しくお願い申し上げます。

以上

 

チェリーブロッサム吉原墓地

宗教法人 圓照寺